Son of Light ネパール活動報告 2019年12月
On April 17, 2019, Junko Tanaka, Son of Light Japan, visited the Kuruwan (Dhukuchd) area, Bungmati, Nepal, where Son of Light is undertaking irrigation projects.
スクールと村に飲料水を供給するウオータープロジェクト
2019年12月14日(土)、Son of Light Japan代表 田中順子は、Son of Light 代表 サンタ・ラトナ・シャキア氏等が新たにウオータープロジェクトを計画するBUNGMATIのKURUWAN(DHUKUCHAD)地域を訪れました。これまでもSon of
Lightは徹底して"現場のニーズに即した支援”を行ってきましたが、この地域のスクールでは十分な飲料水が確保できず、そのために夏になると子どもたちが学校に通わなくなるなどの問題が発生しています。また、(ネパールでは水道確保のための税金が高いなどの社会問題を背景に)地域に住む十数戸の住民にもまたキレイな飲料水が充分に供給されていません。今後、Son of
Lightはパタンロータリークラブと連携して地域スクールのために、1日に5,000~1万ℓの地下水を高台のタンクに組み上げる施設を供給する予定です。さらにくみ上げた水を村の住民にも供給できるようにするべく、行政との連携も調整しているところです。
また、Son of Lightは地域のスクールに農業を専門とする教師の派遣も企画しています。Son of Lightが資金を提供して地域の畑に作物を育て、その際、地域住民が参加することで育てた作物を販売するなどの収益を地域住民に還元したいと考えています。
このように、Son of Lightではスクールの子どもたち及び地域のニーズに即した形で支援の種を撒いた後、子どもたちや地域が自立できる道筋を常に考えています。
2015年のネパール大地震以降、Son of Lightは年に1校のペースで被災したスクールの再建を進めてきましたが、もちろん今後も継続します。今年4月に市長と面談した国立公園チトワンに近いRAPTI地域(Rapti Municiply State No. 3
Lotnar)では、700-800人規模の子どもたちが利用できるホステル(宿泊施設)付スクールを検討しており、複数年かけた建設計画を行政とともに検討しているほか、他地域でも次期スクール再建候補地を検討中です。また、ネパール各地のスクールからSon of
Lightが提供するスクールバッグへのニーズも引き続き高くあります。今回の日本からの募金はスクールバッグ資金と新たなウオータープロジェクト資金を中心に活用される予定です。